11日の14:46、私は勤務先の病院の10階にいました。
エレベーターを降りてすぐの部屋に入り、用事を済ませようと思ったところ、
ぐらぐらときました。
それは今まで経験したことのない揺れで、
しかもとても長く、
一時は死を覚悟しました。

その日から水道は出ず、ガスも止まりました。
荷物をリュックにまとめて、窓の外に靴をおいて、
服を着て、帽子をかぶって、家族3人で2つの布団で寝ました。
3分おきくらいに揺れて、大きな揺れも多く、
ほとんど眠れませんでした。

幸い次の日は土曜でした。
朝、TVの中で広がる大変な惨状に、言葉もありませんでした。
津波の被害、火事の被害、地震の被害でした。

隣の二本松は水が出ると知り、
知人の家に水をいただきに行きました。

ガスもその日の午後には復旧しました。

ずっと電気は通ってたので、
お湯も沸かせたし、テレビも見れたし、
電子レンジも使えたので、
本当に助かりました。

日曜にも教会へ行った両親が水を汲んできてくれて、
もちろんお風呂には入れませんが、十分に飲むことができました。

月曜、仕事へいくため、3日ぶりに髪と顔を洗いました。
今日もお風呂は入れませんが、
ドイツの学生(決して清潔とはいえない)になったつもりで、ある意味楽しんでいます。
だってみんな汚いんだもん。平気です。

遠くの友達も親戚も心配して連絡をくれて、感謝でした。
夜中に一気にまとめてメールがきたりもしました。
近くの友達もお互いに安否を確認しあいました。



地震は、日が経てば、地震の回数も減るし、
津波の被害も、水が引いて、救助、がれきの整理などして、
少しずつ回復していきます。


問題は、人為的災害です。
原発です。
今、原発が不安です。
前から原発には絶対反対派でしたので、
この重い犠牲を東電はしっかり受け止め、
日本から原発を全面廃止する決断をすべきです。
原発絶対反対です。